なんか好きなものについて、ちょっと書いてみよう

本、マンガ、映画、舞台、美術館、旅行。なんでも好きです。好きだなーと思ったものについて、書いて留めようと思います。

FF零式について、1つだけは納得いかなかったので聞いてくれ。

FFRKに影響されてやってみた外伝的FF。

アクションゲームド下手の自分にはまあまあ難しかったが、攻略サイトも参照しながら、ちょくちょく死にながらも、えっちらおっちらプレイ。
総合的にはとても面白く、ストーリーも好みで、終わってからはずっとテーマソングの「ゼロ」を聴くくらいには気に入ったゲームなのだが、どうしても、どーーーーしても納得のいかないところがある。

 

ラストダンジョンの仕様だ。

 

(以下ネタバレ)

今までずっと保護者であるマザーの加護の中で戦ってきた主人公たちが、ラストダンジョンでは初めてその加護がない状況で戦わされる。
それについて主人公たちは恐怖しながらも、崩壊した世界の中でできることはないか考え、最期の戦いに赴く。
クライマックスらしい熱い展開だ。

それなのに……全滅する度に敵であるラスボスがわざわざ全員復活させてくれるってどういうことだよ……?
緊張感台無しじゃねェか!!

いや、それはまだいい。
そんなこと言ってもあの長さ、あの難易度のダンジョンをクリアしろと言われれば正直苦しい。
若干作業くさくなってしまったが、実際親切な仕様だったと思える。

だけどよ……。

ラスボスまでゲームオーバーはおろか死亡もしないイベント戦闘ってどういうことだよっ!!
なんのためにコツコツとレベル上げしてここまできたと思ってんだよっ!!
もう、ほんっとーーーーにこれが納得いかなくて、思い返せばすごくいい演出だったエンディングにもほとんど気分がのらなかった……。

難しいからさ……ラストダンジョンはさぞ大変なんだろうと思って、一生懸命よく使うキャラはもちろん他のキャラまでレベル上げしたあの時間はなんだったんだよ…。
最後の戦いの演出自体はものすごい熱い展開だったのだけども、「え?これで終わり?」という思いが強すぎて悲しかったよ…。
せめて、あのイベントの前にちゃんとした戦闘でシドと戦いたかったよ…。

冷静になって考えるとあの仕様になった理由はちゃんとある。
FF零式はディスクが二枚組みになっていて、ディスク1に最初と最後の章、ディスク2に他の章全てが入っている。
「なんでこんなめんどくさいことになってるんだろうなー」と思っていたがプレイした後ならわかる。
こういう形にすることで、ディスク1ではワールドマップに一切でれなくなる。
つまり、ほとんどのマップデータを収録する必要がないのだ。
その分、ムービーなどのイベントデータに容量を割いたのだろう。

しかし、これによって、ラストダンジョンでつまずくプレイヤーは、レベル上げをすることができなくなるのだ。
そうすると、クリアができず、キャラの育成もできないプレイヤーが出てしまうためラストダンジョンでは絶対にゲームオーバーしない仕様にしたんだと思われる。

だけどよぉ……それだったらディスク2にも一箇所だけでもレベル上げ用のダンジョン入れておけば良かったじゃん。
そもそもラストダンジョンの敵のレベルは、自分のパーティ全員の平均になってるんだからここまで来たプレイヤーはレベルが原因でつまずかねェだろ…。
ラスボスって今までプレイして来たことの集大成をぶつけるところじゃねェのかよ……。

これだけが、本当にこれだけが悲しくて最後の最後で納得のいかない思いをしましたが、トータルでは大変楽しいゲームでした。
現在2周目中。