なんか好きなものについて、ちょっと書いてみよう

本、マンガ、映画、舞台、美術館、旅行。なんでも好きです。好きだなーと思ったものについて、書いて留めようと思います。

2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「ルーブルNo.9」「ジブリの大博覧会」

ルーブルNo.9とジブリの大博覧会をハシゴしてきた。 ルーブルNo9は、作品を一切知らずにいくには正直言って微妙。簡単なあらすじはあるものの、話はわからず……。いくつかのシーンだけをきりとっているので、最後どうなったかはわからずストレスがたまる……。…

『羊のうた』冬目景

久々に『羊のうた』を再読してみた。 吸血鬼、というか人の血を飲まないと理性を失う病に蝕まれたきょうだいを現代社会の中で描いた作品。 「人を傷つけてしまう弱さ」が本当に上手く描かれていると思う。 きょうだい2人やそれを取り巻く人々の関係性は細や…

『鍵のない夢を見る』辻村深月

辻村深月の直木賞受賞作品。 何を読んでも思うけれど、この人は本当に人間の、それもちょっとずれた人間の心情描写が本当にうまいと思う。 泥棒、放火、逃亡者、殺人、誘拐……。 犯罪者と、その身近にいた傍観者を中心に物語は回り、基本的には傍観者のほうの…

『ONE PIECE FILM GOLD』

尾田栄一朗プロデュースの映画3作目。 前回のZと違い、今回はただひたすら派手に爽快にエンターテイメントを追求した気がする。 一応作品の根幹テーマである「支配と自由の対立」は強くでているものの、そこを深く感じるのよりも、ただこの爽快感を感じればO…

『スピカ』羽海野チカ

羽海野チカの初期短編集。 短編集なので当たり前だが、「もっと読みたい!もっとこのキャラクターたちのこと知りたい!」ってなる。 ・「スピカ」 あまっあまの青春もの。 キャラクターたちとその関係性がすっごい魅力的。ハチクロが好きな人はこれだけで楽…

『空中庭園の人々』冬目景

冬目景の短編集。 いかにも作者が好きそうな日常物と異形の物や異世界が組み合わさった話たち。 宇宙人、小人(宇宙人)、ゾンビ、謎の美少年、死後の世界。 最後の「青蜜花」だけちょっと毛色が違う。 死んだ姉のことを知りたくて彼女と親しかった人たちを回…