なんか好きなものについて、ちょっと書いてみよう

本、マンガ、映画、舞台、美術館、旅行。なんでも好きです。好きだなーと思ったものについて、書いて留めようと思います。

「ルーブルNo.9」「ジブリの大博覧会」

ルーブルNo.9とジブリの大博覧会をハシゴしてきた。

ルーブルNo9は、作品を一切知らずにいくには正直言って微妙。
簡単なあらすじはあるものの、話はわからず……。いくつかのシーンだけをきりとっているので、最後どうなったかはわからずストレスがたまる……。いや、読めばいいんだけどさ……。岸辺露伴すら読んでなかったので買いました。展示の仕方は作品ごとに工夫がこらしてあって非常に面白かったけど、マンガはまず最初は本で読むべきかなーとも思ったり。
岸辺露伴が「瀕死の奴隷」のポーズを取っていたり、
(http://www.louvre.fr/jp/oeuvre-notices/《奴隷》)
露伴と奈々瀬のポージングが別の彫像だったりというのが知れたのもおもしろかったなあ。
それ以外だとエンキ・ビラルの「ルーヴルの亡霊たち」はそれ一つで物語が完結しているので無心で楽しめた。
説明が長すぎて読み解きに疲れたけど……。
寺田克也のイラストはやっぱりかっこいいよね。もっと見たい。

 

ジブリは単純にジブリの展覧会というよりも、プロデューサー鈴木敏夫の仕事を総括したような展覧会。
糸井重里さんと鈴木さんのファックスでのやりとりが面白かった。
もののけ姫のキャッチコピー「生きろ。」が生まれるまでにものすごく苦労されたよう。
没案に「ハッピー」とか「惚れたぞ。」とか「LIFE IS LIFE」とか結構大変そうなのがいっぱいあった笑
その大変さについて糸井さんが、「人を映画館に引っ張るのと、宮崎さんが思っているメッセージを込めるのの二つを同時にやるのが難しい」みたいなこと書いていて(うろ覚え)それも面白かった。
手書きの企画書などもあって興味深かった。当たり前だけど、作る前にこの映画で何をしたいのかはしっかり決まっているんだなぁ。
ラピュタでは冒険活劇、トトロでは子どもも大人も楽しめるもの、そしてもののけ姫では歴史の裏側の人間ともののけの戦い。

二つはしごすると情報量がすごくてかなり疲れた……。でも、楽しかった……。