『マンマ・ミーア』オル・パーカー
めっちゃ楽しかったー!
前作の楽しさや、舞台らしい楽しさを全開にして作られていて、本当「なんでみんな黙って座ってられるの?」ってくらいの盛り上がりの多い作品でした。
アマンダ・セイフライドは相変わらず可愛いし、新ヒロインのリリイ・ジェームズも美人。
そして、今回はキャラ(というか役者かな)の出し方が上手いね。
見てて「あれ、中々出てこないなー」と思うくらいで、ハリーやビルが出てきて、最後の最後に満を持してドナの登場。
(しかも結構グッとくる演出)
赤ん坊を連れたソフィが教会についた場面のBGMがSlipping through my fingers.だっただけで、ちょっとうるっときたのに、リリーと被ってのメリル・ストリープの登場、そしてアマンダとだけの絡み……。
ずるいっすよ……。涙腺がやばい。
途中までは「この映画、歌はいいけど物語はすーっと終わりそうだなあ。まあ、いいけど」とか思っていたら、「なるほどそういう終わらせ方か!」と思う最後。
(いや、前情報は極力排していたからメリル・ストリープが出るか出ないかも知らなかったんだ)
1人でもソフィを育てると決めたドナの覚悟、そして、大人になったドナが振り返ると新たな命を抱えたソフィ…。
過去の話と現在の話が綺麗に組み合わさる素晴らしい終わり方でした。
いろんな男をとっかえひっかえする話っていうとすごーく聞こえが悪いけど、この映画は見ていて本当にハッピーになれる。
キャラクターたちが魅力的だし、ステキな関係性が見えるからだろうな。
パンフレットに「この映画の登場人物はみんな自分のことよりも人のことを考えている」って書いてあって、本当にその通りだなーと。
そして、人のことを考えているけど、決して無理してるわけでもガマンしているわけでもない。
(あ、ビルを見た直後のロージーはちょっぴりガマンしたか笑)
そんな幸せな関係性が魅力的な物語を作っているんだな。