なんか好きなものについて、ちょっと書いてみよう

本、マンガ、映画、舞台、美術館、旅行。なんでも好きです。好きだなーと思ったものについて、書いて留めようと思います。

マンガ

『動物のお医者さん』佐々木倫子

Kindleで安かったので、全巻購入。 ストーリー上の時間は進んでいくのだが、なんの山場もなくただただ獣医学部の学生たちの日常を描くコメディ漫画。チョビが可愛くて、菱沼さんや漆原教授のキャラクターが愉快。ともかく、チョビがかわいい。そんな漫画。

『竜の学校は山の上』九井諒子

『ダンジョン飯』の作者の短編集。 ファンタジーの中の日常か、日常の中のファンタジーか。 進学天使は読み終わったあと、モヤモヤするけど、ちょっと考えさせるようなところがいい作品なのだろう。 現代神話が好きだな。

『外天楼』石黒正数

全く繋がりのないゆるっとした短編集かと思っていたら、少しの無駄もなく全てが繋がっていく一冊のシリーズものだった。うまくやられたなーって感じ。身のない話といえばそうなんだけど、ここまで見事に話を収束させてくれると気持ちいい。

『天然素材でいこう』麻生みこと

最近、恥ずかしながら、麻生みことの描く女キャラがお気に入り(笑)今回は大分初期の作品の上、 読み切りから始まったらしいから、キャラがブレブレで、描きわけも微妙で絵を見ただけでは誰が誰だか分からん、というなんとも荒削りな作品。でも、学校ものって…

『海月と私』麻生みこと

もう、ただただヒロインの魅力だけで4巻読ませる漫画。突然いいタイミングで仲居さんとして働き始めた謎の美女の手の上で、旅館の旦那さんが転がされる話。そして、間違いなく旦那さんだけじゃなくて読者の男どもも転がす気マンマンで書かれています。腹立つ…

『エンバーミング』和月伸宏

エンバーミング読了。面白いのになぜか乗り切れないのはなぜだろうと考えてみたところ、主人公3人の目的にほぼ共感ができないところだろうと思う。復讐のためにフランケンシュタインを全て壊す。フランケンシュタインになった少女を人間に戻す。フランケンシ…

『PEACE MAKER』皆川亮二

そんなに面白くないわけではないのだけど……。 とりあえず、言葉選びがダサい。世界観がわかりにくい。各キャラクターの思惑がこんがらがりすぎ。説明くさいセリフが多い。 という点でなんだか残念な印象になってしまう……。「敵だと思っていた側が、実は世界…

『竜のかわいい七つの子』九井諒子

『ダンジョン飯』の作者の短編集。全部ファンタジーなんだけど、一つ一つ個性があっていい感じ。以下一つ一つの感想。 ①竜の小塔二つの国の戦争の話。キノの旅ちっく。まあ、落ちは予想通り。 ②人魚禁漁区人魚が当たり前にいる世界観の話。世界と人魚の存在…

『エマ』森薫

一気に読みすぎて、細かいところ頭に入っていない気がするけど、よい話。19世紀イギリスでの、ジェントリとメイドの恋物語。とりあえず、その時代のイギリスの雰囲気とかアイテムとか大好きって人にはオススメ。そのあたりに興味がなければ、まあ、普通のラ…

『聲の形』大今良時

Kindleで1巻無料だったので,読み始めたらまんまと最終巻まで読んでしまった漫画第二弾!(笑) つーか,俺この三連休で漫画代に7000円以上使ってるよ……。あかん……。 【概要】 転校してきた聴覚に障害をもつ女の子をいじめた少年の物語。 自分が人をいじめ…

『四月は君の嘘』新川直司

1巻がKindleで無料だったので、ついつい読んでしまったのが運の尽き。 気がつけば最終巻まで一気に読んでました。 以下ネタバレあり。 前半は母の虐待じみた教育と、母を失ったストレスで心に傷を負った公生がその傷を超えていく物語。後半はその傷を乗り越…

『羊のうた』冬目景

久々に『羊のうた』を再読してみた。 吸血鬼、というか人の血を飲まないと理性を失う病に蝕まれたきょうだいを現代社会の中で描いた作品。 「人を傷つけてしまう弱さ」が本当に上手く描かれていると思う。 きょうだい2人やそれを取り巻く人々の関係性は細や…

『スピカ』羽海野チカ

羽海野チカの初期短編集。 短編集なので当たり前だが、「もっと読みたい!もっとこのキャラクターたちのこと知りたい!」ってなる。 ・「スピカ」 あまっあまの青春もの。 キャラクターたちとその関係性がすっごい魅力的。ハチクロが好きな人はこれだけで楽…

『空中庭園の人々』冬目景

冬目景の短編集。 いかにも作者が好きそうな日常物と異形の物や異世界が組み合わさった話たち。 宇宙人、小人(宇宙人)、ゾンビ、謎の美少年、死後の世界。 最後の「青蜜花」だけちょっと毛色が違う。 死んだ姉のことを知りたくて彼女と親しかった人たちを回…